ラン科植物に存在する26000の原種。
この中には絶海の孤島、ギアナの天空の台地・・・・マダガスカル・・・・・
特殊な岩床・・・・地球上には大きな変化がある。
そこには、その場所で進化した固有種が生存している。
植物分類からみれば・・・まさしく固有種として分類されて命名される。
突然変異株と固有種の違いが・・・アレコレ論争され、学者によって見解の相違が出てくる。
そういうことで、この講座では26000種と記しているが、
ランの立場から見れば・・・これはとんでもない誤りかもしれない。
人間の科学から見た違いに過ぎないのかも知れない。
日本の御蔵島にも・・・ニオイエビネという固有種があり。礼文島にはレイブンアツモリがあり、
月山にはウズラバハクサンチドリがあり・・・・竹島には竹島ユリが・・・・有名である。

ランは菌根植物である。
ランの固有種と共生するラン菌も固有種なのか???
なぜ固有種として進化する過程で・・・ランは・・・・菌根を捨てなかったのか!
捨てる過程にあるのか?????

SUGOI-ne。
宇井清太の発見したラン菌が、ヒマラヤのCymbidiumを発芽させ、
御蔵島固有種のニオイエビネを発芽させ、
山形の月山のウズラバハクサンチドリを発芽させ・・・・・
シランを、ウチョウランを、イワチドリを、シランを発芽させた。
これは何を意味するのであろうか???
今後多くのランで播種試験を行う必要があるが・・・・
これまでの前記の固有種と分類されるランの発芽成功を見ると・・・・
ラン菌からラン科植物を見ると、固有種が固有の養分吸収特性を持っていないことが解かる。
なぜランはラン菌を捨てなかった????

人間がランを掘って鉢に植えるとき、無造作にランにラン菌を捨て去ることを要求する。
この無神経な栽培技術が、本当のラン栽培法といえるのかどうか。
こういう疑念がこれまでのラン菌削除の栽培法にはあったのである。

ランが固有種になるには、ダーウインの進化論があるが・・・
その他にもあるが・・・いずれにしても・・・・何万年、何十万年・・・・何千、何万世代を重ねている。
この永い年月を・・・ランはラン菌と共生関係を構築し生き続けて来た。
このことを、再認識しなければならない。
小手先の技術ではとうてい解決出来ないことである。
ランのことはランに聞け!
そういうことであるが、ラン科植物は全て菌根植物である。
この原理原則から考察しなければならない。


地球上の地表の枯れ落ち葉が堆積した世界は、微生物が主役の世界で、
ランは、微生物の掟の中で生きている植物なのかもしれない。
ランの固有種とラン菌
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